やわらかチキンの独り言

とろとろ〜ほろほろ〜

【リアルタイム】新千歳刑務所へ収監される?!

新千歳空港に19時に到着。長かった帰省への旅も、これで一段落したと胸を撫で下ろしたのも束の間。そこに広がっていたのは、人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人…あまりの人の多さに、ゲシュタルト崩壊してしまった。

 

新千歳空港に着いたら、まずLAWSONでカフェラテ(←またかよ)を買って、高速バスで目的地へ。これが私のルーティンであったが、今日はそう上手くいかなかった。

 

高速バスは、全路線運休中と看板が掲げられ、タクシーも一台も停まっていない。唯一、残された札幌への交通手段は、JRだけだった。

 

すぐに状況を把握し、JRへの降り場を目指したが空港係員が私の行く道を塞いでいた。新千歳空港に降り立った人が全員、私と同じ選択肢しかなく、駅構内に人が溢れかえるのを懸念して入場制限をしていたのである。

 

つまり、この時点で新千歳空港陸の孤島と化し、さながら囚人の逃げ道を徹底的に排除した刑務所。『新千歳刑務所』と化してしまったのだ!!!

 

そんな新千歳刑務所内では、囚人達の醜い争いが繰り広げられていた。到着口すぐのコンビニエンスストアである、LAWSON新千歳空港到着口店のおにぎり、サンドイッチ、弁当、すぐに食べられるものであれば、買い占められていた。

 

食料の争奪戦では、私のような単独で動く者には不利な戦いである。少しでも列を離れる動作を取ると、すぐに他の囚人達が前へ歩を進めてくるからだ。ここは、空腹を耐え凌いで早く脱獄する方を取った。

 

そこから長い長い脱獄への列に並び続ける試練が始まった。始めは仲間に助けを求めたが、札幌でも大渋滞が発生しており、確実に動いているJRが一番早いとの結論に至った。

 

私は、長い蛇のように唸る列にドナドナされる牛のような気持ちで並んでいた。そこには、沢山の人間ドラマが繰り広げられていた。

 

特に気になったのは、服やリュックに24と書かれたEXILE族の出身と思われる囚人が多く見受けられた。彼らは、24日と25日に札幌ドームで開催される予定であった「三代目 J Soul Brothers」のコンサートへ参加するつもりであったと思われる。不運にも、飛行機をやめて新幹線で函館へ。そこから車で札幌を目指している途中で、DJ MAKIDAI、VERBAL、DJ DARUMAによるクリエーティブユニット・PKCZ(R)の3人が事故に遭ってしまうという痛ましい出来事のため、中止となってしまったことを私は知っていた。

 

私は、彼らの言葉から西の地方から、わざわざ駆け付けた囚人達がとても可哀想に思ってしまった。彼らの気持ちを想像すると、全員を実家に呼んであげようかと思ってしまった。そこは、気持ちだけに留めたが非常に残念な出来事だったと思う。一日も早い回復を祈ります。

 

さて、そうこうしている内にJRに乗る順番が回って来たようだ。新千歳刑務所に収監されて2時間後のことであった…